くらし~MY LIFEを楽しむ科 トピックス
-特別年度制講座-
2022/03/20
日時:2022年 3月16日(水曜日) AM9:45~11:30 , 11:30~12:45
教室:ディオス北千里M2
講師:武庫川女子大学 看護学部老年看護学教授 徳重あつ子先生
― 学習テーマ:これからも元気に過ごす ー
第一部:食事、睡眠、運動
- 平均寿命(2020年度女性87.74才、男性81.64才)は今後も伸びていくと予想されます。平均寿命に対して、普段の生活の動作が一人で出来、健康的な日常が送れる期間を健康寿命といいますが、これをのばすにはどのような生活をおくればいいかの講座でした。
- 2019年の健康寿命、( )内は平均寿命と健康寿命の差、最後の数字は平均寿命
女性75.38才、(12.07才) 87.45才
男性72.68才。(8.73才) 81.41才
- 健康寿命をのばすため
<健康的なライフスタイル>
・禁煙
・身体的活動
・健康的な食生活→低栄養が問題となっている!
・口腔衛生→肺炎予防にもなる 歯周病、歯の喪失に注意!
・アルコール摂取は適度に
・適切な服薬(「お薬手帳」の活用)
<知的要因や心理的要因>
・認知症の予防
・家族や友人を亡くす喪失感や孤独感などへの対応
・社会的な孤立とならないような工夫
・老後の準備をしっかりと行う
<使わなければ心身は衰えていきます>
・廃用症候群(生活不活発病)にならない様にすることが大切!
- 自分自身でできること
<要介護にならないため>
・脳卒中、認知症、骨折、転倒、関節疾患→これらの要因を回避する
<廃用症候群にならないためには・・・>
①適切な食生活が重要
②適切な運動が重要
③適切な睡眠が重要
第二部:認知機能について考える
- 認知症の原因は分かっていないことが多い
<ライフスタイルと認知症>
・喫煙:アルツハイマー病の危険因子である
・アルコール:少量~中等量の摂取は、アルツハイマー病の発症リスクを減少
・運動:余暇や仕事中の運動量が多い人は、アルツハイマー病の発症リスクが低下
・地中海式食事法(オリーブオイル、穀物、野菜、果物、豆、魚、鶏肉を中心に少量のワイン):アルツハイマー病の予防効果がある
・主食(米)に偏らない野菜豊富な日本食に、牛乳・乳製品をくわえた食事:認知予防に有効
・週に1回以上魚を食べる:認知症発症リスクを低下させる
<認知症予防のための運動>
デュアル・タスク(運動+頭を使う)→2つのことを同時に行うエクササイズが良い
*脳の萎縮を抑え、記憶力を改善することが出来る
- 良いとわかっていること
心身に良い生活(食事・睡眠)
+
適度な運動(有酸素運動)
+
頭を使う!
2022/03/13
日時:2022年 3月 9日(水曜日) AM9:45~11:45
教室:ディオス北千里M2
講師:武庫川女子大学 岩崎幸恵先生
― フレイル予防 ー
「フレイル」とは
*フレイルは虚弱を意味するFrailtyをもとに作られた名称
→なりかけても元に戻る「予防」の意味がある。
*フレイルの種類
・身体的フレイル→運動器の障害による移動能力の低下
・精神心理的フレイル→認知機能の低下やうつ、物忘れ
・社会的フレイル→貧困や独居など、閉じこもり
*フレイルの診断基準
①体重減少(1年間で体重が4.5kg自然に減少)
②疲労感
③筋力の低下
④歩行スピードが遅い
⑤身体活動が低い
*フレイル予防のポイント
①フレイルの多面性を理解する(身体的・精神・心理的・社会的フレイル)
②効果的な機能向上→筋力、握力
③栄養改善→良質なたんぱく質
④社会参加
最後に皆で現在行っているフレイル予防についてディスカッションを行いました。
・ラジオ体操
・毎日30分歩く
・かかとの上下運動
・お風呂のなかで発声
・百人一首を書き写している
・パタカラ体操etc
受講生の方々はそれぞれ自分なりのやり方で、前向きに取り組んでおられます。
私達がこれから直面するであろう状態、又、このコロナ禍でその状態が早く直面することになっている方が多いと思います。
意識づけをするために、分かりやすく講義をして頂き、大切な講座となりました。
2022/02/12
日時:2022年 2月 9日(水曜日) AM9:45~11:45
教室:ディオス北千里M2
講師:武庫川女子大学教授 渡邊完児先生
― 骨の発育発達・老化及び認知症予防について ー
先ず先生の第一声は、「こけないようにすること!」でした。
*よく動き *しっかり食べるを継続する
そのための骨格の構造、骨の代謝、骨粗鬆症、カルシュウムを含む食品と、毎日心がけることとして、家でできる軽運動と二重課題(認知トレーニング)についての講義でした。
◎毎日こころがけること
①歩くこと
②ハンドグリップで握力を鍛える10回×3セット
◎週3~5回
①いすにすわって足上げ10~20回(その人の体力によって回数は変わる)×3~5セット
②横になり足を45度上げ下げ(床につかない)15回(人によって回数は変わる)×3~5セット
◎運動をしながらのしりとり、計算⇒二重課題⇒転倒のリスクの改善
「軽運動と認知トレーニングで体と脳を鍛えて、認知症と転倒を予防し、健康寿命を伸ばしましょう!」
2022/02/12
日時:2022年 2月 2日(水曜日) AM9:45~11:45
教室:ディオス北千里
講師:上方文化評論家 福井栄一先生
― 誰もが気になる髪のはなし ー
節分の前日でしたので、その話からでした。
受講生の方々へは豆のプレゼントもありました。
髪のはなしは
1.抜け毛や薄毛でお悩みの方へ
①あずき茶 ②いちょうを煎じる ③くりのいがをこがしごま油とまぜる
2.髪にご利益のある神社
①島田地蔵寺(名古屋市天白区島田)
②高尾稲荷神社(東京都中央区日本橋箱崎町)
③安井金毘羅宮(京都市東山区、八坂神社の近く)
3.伸びたり縮んだり
①毛髪湿度計
②萬念寺⇒(北海道岩見沢市) お菊人
③宝鏡寺⇒京都市
休憩時間には服と時計のお召し替えがあり、それぞれの神社のいわれなどを講義していただきました。
2022/02/12
日時:2022年 1月26日(水曜日) AM9:45~11:45
教室:ディオス北千里M2
講師:神戸女学院大学教授 高岡素子先生
― 発酵食品と健康 ー
オミクロン株感染拡大のなかの講座です。
1.最初は、今私達にとって大事な免疫力を上げるのに何があるか
*コーヒーを飲む
*運動をする(汗ばむくらい)
*瞑想をする(20分くらい)
*ビタミンDをとる⇒魚(青魚、サーモンを週2回くらい)きのこ
*日光を浴びる⇒冬は1時間くらい(皮膚に直接あたる)
2. 腸内細菌叢の改善により
*吸収がよくなり栄養状態が改善
*免疫力があがる
*肥満抑制
*薬物代謝が上がる
*気分が改善される
3. 発酵食品⇒21世紀に最も注目されている食べ物の一つ
*味噌、甘酒、チーズ、ヨーグルト、酒、しょうゆ、酢、キムチ、漬物、納豆、塩こうじ、しょうゆ麹、サワークラフト、ザーサイ、ピータン、なれずし、このわた、紅茶、塩辛
4. 日本の発酵食品⇒甘酒について(高岡研究の成果)
*奈良時代から飲まれてきたと言われている甘味飲料で現在は「飲む点滴」と言われている。
*麹甘酒の長期摂取の影響
①水分量⇒肌内部の水分量の測定値が高い
②蒸散量⇒肌から蒸発する水分量の測定値が低い=バリア機能が高い
③キメ密度(皮溝面積)⇒キメが整っている
5.発酵ショウガ麹
◎発酵食品は腸内細菌叢の構成を良い方向に変化させる⇒健康・美容にプラスの効果 →習慣的、継続して摂取することが必要
毎日の生活に大事な講義で、生活にすぐ取り入れることができました。もう一度受けたい講座でした。
2022/01/22
日時:2022年 1月19日(水曜日) AM9:45~11:45
教室:メイシアターレセプションルーム
講師:松本城洲夫先生とアンサンブル・サビーナ
― アメリカの音楽(2)ラテンアメリカの音楽 ー
MY LIFEを楽しむ科では先週に続き、心豊かになる音楽の授業でした。若かりし頃、よく耳にしたラテン音楽のお話と演奏です。
ラテン音楽は中南米発祥の音楽の総称で、ラテンアメリカ音楽とほぼ同一の音楽ジャンルの概念です。すべてのラテン音楽に通底する魅力的なリズムを創り上げた功労者は、アフリカから奴隷として連れてこられた黒人の人達です。中南米各地に運ばれた人たちがその地の音楽に強く影響し、多くのラテン・リズムをうみだしました。
- キューバの音楽「ハバネラ」
- アルゼンチンの音楽 タンゴ「ラ・クンパルシータ」「ジェラシー」
- ブラジルの音楽→サンバ、「イパネマの娘」
- メキシコの音楽「バヤ・コン・ディオス」「シェリト・リンド」
- ジャマイカの音楽「バナナボート」「さらばジャマイカ」
- ペルー、ボリビア、エクアドル、チリなどアンデス系の音楽「コンドルは飛んでいく」
映画「ミッション」からエン二オモリコーネ作曲「ガブリエルのオーボエ」
この中から5曲を動画で聴いてください。。
2022/01/14
日時:2022年 1月12日(水曜日) AM9:45~11:45
教室:メイシアターレセプションルーム
講師:松本城洲夫先生とアンサンブル・サビーナ
― アメリカの音楽(1)北アメリカの音楽 ー
アメリカ合衆国の建国の歴史から講義が始まりました。学校の授業では習わないだろう内容も入り、引き込まれていきました。
スピリチュアルからフォスター、ブラックミュージックを認めたドボルザーク、ジョージ・ガーシュイン、エルビス・プレスリー、ブラックミュージックのコーラスグループ(ミルス・ブラザース、ゴールデンゲート・カルテット、プラターズ、フェニックス・シンガーズ)フォーク・ソングとプロテスト・ソングへと変遷していく様を、映像と音、アンサンブル・サビーナの演奏で知ることができました。
4つの動画を掲載します。懐かしく思われることでしょう。
2021/12/30
日時:2021年12月22日(水曜日) AM9:45~11:45
教室:北千里ディオスM2
講師:大阪ガス株式会社 松澤 宏樹氏
― 身近な防災 ー
*「災害後の困難な状況を生き抜く、知恵と技を学ぼう!
- 日本ではどのような自然災害が起こるのかを知るとともに、阪神・淡路大震災当時の様子を事例に、大きな災害が起こった後の暮らしの変化について考える。
- いつもの暮らしからライフラインがなくなることを考えることで、ライフラインの必要性を再確認し、ライフラインがなくなった生活の大きさをイメージする。
- ライフラインが止まると、どのような困ったことが起こるのかを想像し、それらの困った状況を身近なものを使ってのりきるアイデアを考え、学ぶ。
- 自然災害から暮らしを守るために、身の回り品を工夫して対応する知恵や知識、日ごろからの備えが重要であることを理解する。
授業はこのようなねらいでおこなわれました。
自然災害が多発している昨今、このような授業を聴き、自分の身の回りを再確認することの大切さを感じました。
写真は身近なもので作る、食器とスリッパです。
2021/12/17
日時:2021年12月15日(水曜日) AM9:45~11:45
教室:北千里ディオスM2
講師:クーセギ・マーチャーシュ先生
― 外国人から見た日本 ー
ハンガリー人であるクーセギ先生が、
①2009年から日本に住み始めた時の経験
②ハンガリーの紹介(言語、フォークダンス、音楽、食事)
③日本の住みやすさについて
④外国人の苦労
についての楽しい、又考えさせられる講義でした。
クーセギ先生はハンガリーの伝統的なフォークダンスの教育を受け、17年間舞台に出ておられたそうです。
動画はそのダンスを披露されているところです。写真は講義風景と、特技のトランプを披露されているところです。
「今日のひと言」から
*日常、普通に暮らしているが、日本の良さ、おかしいところが色々あるんだなあと思いました。
*日本では常識でも外国人からみれば、常識ではないことも多いと思った。
*日本の平和をつくづくおもいしりました。ダンスの運動量の多さには感心しきり‼
2021/12/11
日時:2021年12月 8日(水曜日) AM9:45~11:45
教室:メイシアターレセプションルーム
講師:梅花女子大学 西村智子先生
― 間違った情報に惑わされない食事 ー
*日頃テレビなどで良く聞く、「ヒアルロン酸、コンドロイチン、グルコサミン」の話から始まりました。
これらはそのままでは吸収されない。体内で作られるもの。特定食品になっていない
*大豆イソフラボン→女性に嬉しい栄養素
*間違ったダイエット
食事制限→筋肉の材料のたんぱく質の摂取がへると筋肉がやせる
たんぱく質を摂っていても糖質制限をしていると筋肉のたんぱく質は糖新生を行い分解をする
筋肉が減ると基礎代謝が低下する
*基礎代謝を上げる方法→ダイエットの基本
*やってはいけないダイエット
*がんのリスクを減らす食べ物
*食品の保存方法等
当たり前だと思っていたことが間違った情報であることが多々あり、すぐに役にたつ講義で生活に取り入れていきたいと思いました。
2021/12/11
日時:2021年12月 1日(水曜日) AM9:45~11:45
教室:メイシアター・レセプションルーム
講師:土方 吉久先生
― ハガキにパステルで描いてみませんか? ー
講座は土方先生のソフトな話しかたで「新しい事にチャレンジをすることの大切さ」からはじまりました。
パステル画を描くのは、はじめての方がほとんどで、先ず先生が指10本と手のひらの膨らんだ所4か所を使っての描き方の説明です。
1枚の無地の画用紙がパステルと手で、短時間の間にすてきな作品に仕上がっていく様を見ているとワクワクします。
次は受講生の方々が落ち葉等描いていきます。
最後に先生が少し手を入れてくださると、立体的な絵に仕上がりました。
日頃、経験することのない時間で皆さん楽しく取り組まれておられました。
2021/12/11
日時:2021年11月24日(水曜日) AM9:45~11:45
教室:ディオス北千里M2
講師:梅花女子大学 西村智子先生
― これからの私達に必要な食事 ー
①発酵、発酵食品、細菌、酵母、カビ
これらの特徴、役割
なぜ私達に必要なのか
*免疫を調節・賦活する効果→乳酸菌
*アレルギーを抑制する効果→乳酸菌、麹菌
*コレステロールを正常にする効果→酢酸菌、乳酸菌
*脂肪の分解を促す効果→酢酸菌
*腸内環境を改善する効果→納豆菌、乳酸菌
それらにはどんな食品にふくまれているか
どのようにして食べると効果があるのか
②糖質・脂質・たんぱく質(三大栄養素)
これらの働き、摂取方法、特徴、なにに含まれているか?
③塩分、果物、葉酸(欠乏すると認知になる)野菜の機能成分のこと
これらのことをすぐに明日からの食生活に取り入れられるように、押しつけではなく、分かりやすい講義でした。
2021/11/19
日時:2021年11月17日(水曜日) AM9:45~11:45
教室:メイシアター・レセプションルーム
講師:武庫川女子大学 渡邊完児先生
― 自宅でもできる運動でわかがえろう ー
*今日は2回目の体力測定です。
目的は自分の体力の弱点を知り、目標を自分で考えて作ることです。
*1回目は7月に行い、その時から数字がどのように変わっているかを知るため、本日は2回目の体力測定です。
-
- 握力
- 上体おこし
- 長座体前屈
- 開眼片足立ち
- 10m障害歩行
- 6分間歩行
この6項目でおこなわれました。
後日、前回と今回の結果の評価を送っていただけることになっています。
*このクラスの皆さんは健康維持に、日頃からそれぞれの方が努力をされているのがよくわかり、楽しく取り組まれていました。
2021/11/19
日時:2021年11月10日(水曜日) AM9:45~11:45
教室:メイシアター・レセプションルーム
講師:梅花女子大学 西村智子先生
― 生活習慣病予防 ー
~ 食事 ~
*あなたの体の状態をチェック
-
- 気をつけたいのは腹囲またはBMI
BMI=体重÷(身長m)2
25以下ならセーフ - +高血糖、+高血圧、+脂質異常、+喫煙等が加わると要注意
- すべてに関係しているのが動脈硬化!
- 気をつけたいのは腹囲またはBMI
*内臓脂肪がリスク
*あなたの身体はあなたの食べたものでできている
*食べる時に気をつけて
-
- 脂質類や甘いものは意識して!
- 炭水化物は決めた量をしっかりと(重ね食いは注意!)
- たんぱく質はしっかり食べて
- 食事のリズムを見直す
*食べて悪いものはない。食べ方の問題!
*生活習慣は変えられる
肥満は1日にしてならず
痩せも1日にしてならず
他にもプロテイン等の講義もありました。
あたり前だと思っていたことがそうではなかったりで、これからの食生活に大変参考になりました。
2021/10/29
日時:2021年10月27日(水曜日)9:45~
― 校外学習:中之島、淀屋橋散策 ―
天候に恵まれた校外学習の日となりました。ガイドさんの説明を受けての見学です。
大阪市役所→中之島図書館→中央公会堂→大阪証券取引所→旧小西家住宅→少彦名神社→日本基督教団浪花教会→適塾
の順番の予定でしたが、時間調整がうまくいかなかった所もありました。近場で知っていそうで、意外と知らない所がありますので、お勧めです。
お食事は中央公会堂地下のレストランで、有名なオムライスをいただきました。そこで解散として、後はそれぞれグループとなって思い思いの場所に行かれました。
2021/10/25
日時:10月20日(水曜日)9:45~11:45
教室:吹田メイシアター・レセプションルーム
講師:正福寺ご住職 末本弘然氏
「心のあり方」
―「心を弘誓の仏地に樹て、念を難思の法海に流す」―
今の世の中は、能力を発揮して、成長して勝ち抜き、皆から認められる成果主義である。そのことから生じる事を、どのようにして考えていくのかがお話の導入口でした。
1)「我」の人生は苦に満ちている
◆生老病死(誕生から臨終まで)の現況
◆自他(対立概念)の間で、心は揺れ続ける
2)「仏」の世界は楽に満ちている
◆すべてを受け入れる心
◆仏の大悲心が躍動する
3)仏の願いに根をおろした人生は、苦を超えて、楽しみが湧いてくる
◆すべてのいのちは「生死」という“限定”(こだわり)を超えてつながっている
◆心を弘誓(ぐぜい)の仏地に樹てる
◆縁起の法―最後にもう一度! すべてはつながっている
このレジュメで講義をしていただき、最後に
「命は死で終わらない。自分の人生だけではなく、すべてはつながっている」
で締めくくられました。
2021/10/15
日時:10月13日(水曜日)9:45~11:45
教室:北千里ディオスM2
講師:北摂女性士業の会 和心~nagomi~
行政書士・中野先生、弁護士・甲斐先生、司法書士・水島先生
「エンディングノートを活用して身辺整理」その2
先週に引き続き三人の先生方に、エンディングノートのテーマで教えていただきました。
今日の授業は弁護士である甲斐先生です。
*最初のレジュメは「エンディングノートにこれを書く」
①日常生活 ②持病や服装 ③食事の好き嫌い ④自分の荷物の処分方法 ⑤看護と介護 ⑥終末医療 ⑦延命治療 ⑧最期に会っておきたい人 ⑨葬儀 ⑩お墓 ⑪親戚等の連絡先 ⑫財産のこと ⑬遺品のこと ⑭財産の分け方 ⑮家族や友人との思い出 ⑯仕事や日記 ⑰インターネットやSNSの引継ぎ ⑱ペット ⑲大切な人へ ⑳事前指示書
これらの項目を見て、先生が受講生の方々に「あなたならこの中から何を書きますか?(いくつでもOK)」の問いかけから始まりました。
先生からの一方的な授業ではなく、受講生の普段の気持ち、思っていることを気づかせてくれ、それらの項目がどのような場面で役に立つのかを、実際にクライアントの方と接しておられる先生が例をあげて解答されます。実践されているお話ですので、胸にストンとおちました。
*次は制度のまとめ(その1)について
①財産管理契約 ②信託契約 ③遺産継承業務
*制度のまとめ(その2)について
①任意後見契約 ②成年後見制度
*遺言書の比較
これは司法書士の水島先生の担当
①自筆証書遺言 ②公正証書遺言 ③エンディングノート
これら3項目は表にわかりやすくまとめられ、それぞれの特徴、違い等を詳しく講義していただきました。
今回のお話で私達が、残された者が困らないように、何を伝えていけばいいのかを整理して考える導入口になりました。
2021/10/08
日時:10月 6日(水曜日)9:45~11:45
教室:吹田メイシアター レセプションルーム
講師:北摂女性士業の会 和心~nagomi~
行政書士・中野先生、弁護士・甲斐先生、司法書士・水島先生
「エンディングノートを活用して身辺整理」その1
久しぶりの授業でしたが欠席者1名のみで、皆様元気に出席されました。
今回は、これからの人生を、残された者に負担をかけないように、やっておくべきことを教えていただきます。
- 先ずはお笑い芸人である田村敦さんの母・久仁子さんが自分の病を知ったときから、大切な家族と楽しく別れるための数々の仕掛けを用意して、旅立たれていく様子を書かれたものを読み上げて紹介してくださいました(出展:婦人公論)
自分の両親や大切な方を見送った時を思い出し、涙があふれそうに、でも暖かい気持ちになりました。そして自分ならどのように出来るだろうかとも思いました。この本は買って読んでみたいリストの一番になりました。 - 次は「私のこと」「これからやりたいことリスト」に記入をして、今の自分の気持ち、状態に気づくことを促してもらいました。
- 次は「つまづきCHECKPOINT」で現預金、株、不動産、債務、保険、相続関係をどの様な点に注意をしていくか、又日頃見逃しがちなことを教えていただき、「葬儀について」は自分でどのようにして決めていけばいいのかを、整理して教えていただきました。
- エンディングノートを準備する必要性を感じました。
2021/07/16
日時: 7月14日(水曜日)9:45~11:45
教室:吹田メイシアター
講師:武庫川女子大学大学院 健康・スポーツ科学研究科教授 渡邊完児先生
「自分の姿勢・体力を知ろう!」
本日は顧問をされている部の4名の学生の方々の手助けで、体力測定がおこなわれました。
項目は次の6項目です。
1)握力
2)上体おこし(腹筋)
3)長座体前屈
4)開眼片足立ち
5)10M障害物歩行
6)6分間歩行
それぞれの結果を点数化して六角形のグラフにおとしこみます。そのグラフを見ると一目で自分の弱点が分かり、運動をする目標をつくることができます。
次回(11月)又、体力測定が行われます。その時迄にどこまで点数をのばすことができるか?長い宿題です。なんとなく鍛えるのではなく、測定に基づいて自分で理解して目標を持って運動をしていくので、取り組みやすいとおもいました。
受講生の方々は皆様、前向きな方ばかりで、これからの身体作りのために、先生に熱心に質問をされ取り組まれていました。
2021/07/16
日時: 7月7日(水曜日)9:45~11:45
教室:吹田 メイシアター
講師:上方文化評論家、四條畷学園大学看護学部客員教授 福井栄一先生
「誰もが気になる 歯のはなし」~MY LIFEを噛みしめる~
1)この日は七夕様でしたので五節供の話しから始まりました。
一月七日 人日(じんじつ) 七草の節供→七草の本来の意味の説明
三月三日 上巳(じょうし) 桃の節供
五月五日 端午(たんご) 菖蒲の節供
七月七日 七夕(たなばた) 笹の節供
九月九日 重陽(ちょうよう)菊の節供
2)次は本題である歯の話です。
①歯の語源
②痛い時はどうしてきたか
③歯にご利益のある神社、関西では歯神之社(京都市南区)、歯神社(大阪 市北区)
④虫歯の話し
⑤日本最古の入れ歯の話等
歴史を含め、今どのように歯を大切に手入れをし残していくのかという話をしていただきました。
休憩時間には先生の衣装替え、時計替えがあり、受講生のお一人にお土産も用意をされておられました。いろんな角度からのお話で受講生の方々はひきつけられておられたようでした。
2021/07/03
日時:6月30日(水曜日)9:45~11:45
教室:吹田 メイシアター
講師:認定ヨーガ療法士 北村由布子先生(NPO法人みんなの健康ヨーガ普及協会)
「椅子ヨーガで呼吸法と筋力トレーニング」
休校あけの授業は「椅子ヨーガ」ではじまりました。ステイホームの中で硬くなった身体を椅子にすわってほぐし、筋力をつける講座です。
まずは呼吸法、次は足の指を1本、1本ストレッチをして筋力をつけていきます。だんだんと足全体から上半身に移り、普段伸ばすことのない部分を伸ばしていきます。途中で、年齢と共に姿勢が悪くなるのは、どこの部分が衰えると立ち姿、歩く姿勢が変わってくると、具体的に教えて頂けるので理解しやすかったです。
又、休憩時間には先生と受講生お一人お一人との実験で、足指を鍛えることの大切さを皆様は体感されていました。
穏やかで、あたたかみのある話し方の先生の2時間の授業はあっという間に終わり、受講生の方々は「身体が軽くなった。」と軽やかに帰途につかれました。
2021/04/26
日時:2021年 4月21日(水曜日) 9:45~11:45
教室:吹田メイシアター
講師:武庫川女子大学院 健康・スポーツ科学研究科長 渡邊完児先生
「シニアなら知っておきたい健康・体力」
最初に受講生一人一人が自己紹介と、日常生活における運動習慣について発表をし、次に高齢者の体力の実態の説明、健康で自立した生活をおくるため、運動、食事がいかに大切かを講義ののち、さらに自宅でいすを使って簡単に出来る運動を教えていただきました。宿題として今日の講義をもとに、受講生ができそうな運動プランの作成が出されました。
健康寿命についての話では平均寿命=健康寿命+不健康寿命であるが、これからはいかに健康寿命を長く延ばすかにかかっている。身体の機能は鍛えなければ衰えるので適度に鍛えていくことが大切です。頭も同じで使わなければ(勉強しなければ)衰えていきます。でも、これがなかなか難しく、どうしても楽な方へ人間は進んでしまいます。
ややきついと感じる程度の運動を日々出来れば一日に合計30分程度実行する。これもかなり難しいと思うのですが、先生は椅子に座ったままでも出来る運動プランを教えてくださいました。
いかに健康で元気で楽しく人生を送るかと言うことを考えた人たちが受講されているので、自己紹介でも、スクワット・トレッキング・リズム体操・ウオーキング・スポーツジム・社交ダンス等色々とされている方たちです。この一年間で生き方に益々前向きな変化が出て来られ、気持ちも身体も若返っておられるのではと楽しみにいたしております。
2021/04/25
日時:2021年 4月14日 9:45~11:45
教室:吹田メイシアター
講師:四天王寺大学 人文社会学部国際キャリア学科 准教授 惠木徹待先生
昨年この講座を企画しました時は、このコロナが収束しているかもしれないと思い、先生に「コロナ後の世界」の題で講師を依頼いたしました。しかし未だにその気配が感じられません。
講座は ①リバタリアニズム観から
②「コロナ前」の世界~米中対立の兆し~
③パンデミックと個人~感染予防か経済活動か~等
のレジュメで行われました。
内容は
*今回のコロナウイルスは、人類誕生以来ワースト3に入るパンデミックである。
*民主主義指数が大きくなる程コロナによる死者数が増える。
*コロナ以降、民主国より非民主国のほうがふえてきている。
等、私達が普段新聞、テレビからは伝わってこない事が、学者の立場からコロナについての講義がありました。