2023年度大阪府移動支援従業者養成研修(全身性課程)

障がい者移動の為の車いす介助養成講座

2023(令和5)年度実施内容

実施日:2024年2月4日(日)、11日(日)、17日(土)、18日(日)

場 所:豊中市立地域共生センター

受講生:7名

1日目(2月4日) 山本美恵子講師

 移動支援(ガイドヘルパー制度)の業務について講義を受けました。
 障がい者の方が、福祉事務所等の公的な施設に行くなど必要不可欠な外出のほか、娯楽要素のある余暇活動も含めて、積極的に社会活動に参加できるように手助けをすることが重要だということです。

2日目(2月11日) 宮脇淳講師

 利用者の人権・理解・心理を「ゆまにてなにわ」を教材として講義を受けました。
 車いすの取り扱い方のCDを鑑賞しました。

3日目(2月17日) 曾場勝司講師

 座学で車いすの構造と各部位の名称、取り扱いの注意点などの講義を受けました。
 利用者の身体状況確認、外出時に必要な持ち物確認、行き先の情報などを事前に調べて、利用者の不安を減らし気分良く目的地まで送迎することが大切だそうです。
 午後から近くの公園に出て、教室で教えてもらった実技の練習を行いましたが、室内と室外では勝手の違いがありました。

4日目(2月18日) 曾場勝司講師

 午前中に、阪急宝塚線岡町駅から石橋阪大前駅まで車いす介助で行きました。石橋阪大前駅で下車し商店街を車いすで歩き、人混み、散策、買物、踏み切りの通行等の練習を行いました。グループごとにそれぞれの食堂で車いすを利用して昼食を摂りました。その後再度駅に入場して、箕面線のホームで折り返し車両を利用して車いすの乗り降りの練習を六列車で行いました。移動支援介助時には、手洗い所やエレベータの位置、車いすでの入場可能店等の下見が重要だと感じました。

 地域共生センターに戻り、閉講式を行い、猪谷理事長から修了証明書交付を受けました。