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冷え込みが厳しい朝、一年ぶりにいばらきキャンパスに集合し「近年の防災対策と歴史都市の防災」と
題して、専門分野が「防災まちづくり」の豊田祐輔准教授に講義いただきました。
①地震は予知できないことを認めた
予知が可能とされてきた「東海地震」について、同メカニズム下にあった東日本大地震や、突発
的に起きた阪神・淡路大地震などから予知できず大震災を招いたことから国は、この予知を前提と
した東海地震の情報の発表を取りやめることを決めました。
40年近くにわたって、予知を柱の一つとして進められてきた国の防災対策が大きく転換される
ことになりました。
②大阪府の地震リスク
南海トラフや府内の活断層を起因とする大地震について過去の例などからの説明。
③自分と大切な人を守るために
大地震が発生したときに、安全に身を守り避難するための項目や日頃からの身近な防災対策例や
クイズをまじえながら備えについて説明。
④歴史都市防災を研究する
豊田講師が立命館大学歴史都市防災研究所に所属研究の立場から、京都や他都市の例を挙げなが
ら歴史都市に学ぶべきこともたくさんあると話されました。
地震予知不可能なことから地震に対する備え、防災、減災対策を日頃から心がけていくこと
がより大切だと。
猪谷理事長より豊田講師へ謝辞があり講義を終了しました。
「今日のひとこと」より
・阪神淡路大震災から23年がたって、防災の事がだんだん薄まってきていました。
今日の話を聞いて、もう一度、家の点検をしてみようと思いました。
・防災を色々考えさせられました。一時避難所の事は私の地域では知りません。人に聞いてみようと
思います。参加して良かったです。
・今日の講義を契機に自分の身の回りを総点検する良いきっかけになりました。
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