昨年の『司馬遼太郎の文芸の魅力』に引き続き、今年度は『夏目漱石と山本周五郎文
藝の魅力講座~時代を超えて、<人間>を凝視する2人の作家の魅力に迫る~』につい
て関西学院大学文学部名誉教授 細川正義先生に語っていただく講座(全8回)を企画し
ました。


 今年、夏目漱石生誕150年にあたり、文豪漱石が作家として出発するまでの必然性を
イギリス留学に探り、『吾輩は猫である』の魅力を第1回目の15日に細川正義先生に熱
く、熱くたっぷり語っていただきました。

 先生の綿密詳細な講義資料『吾輩は猫である』の抜粋と著名な方々による漱石論:ヴ
ィエリモV.H『私のみた漱石』・佐藤奏生『文学 その内なる神』『夏目漱石論』・高
浜虚子『漱石と私』・梅原猛『日本人の笑―吾輩は猫であるーをめぐってー』・小林信
彦『吾輩は猫であるの笑いの分析』・清水孝純『漱石 そのユートピア的世界』等々を
紹介していただき、知らなかった漱石の一面を読み解くことが出来ました。


 次回619日は『坑夫』『虞美人草』『三四郎』の各作品を通して漱石の魅力に迫っ
ていただきます。

尚、若干空席があり、第2回目からの受講も歓迎しますので、ご応募お待ちしています。

      熱い語りの細川先生 講座風景 

 
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