多くの方が『道』と言えば『すべての道はローマに通ず』のローマ街道や、アジアとヨー
ロッパをつなぐ『シルクロード』、日本においては東海道などを想像されると思います。
 日本でも先史時代から動物の移動する獣道に始まり、人々の生活と共に行動範囲も広がり、
新たな道をうみ、時代とともに道の歴史も変化した。道は人々の生活を支え、そこに生まれ
る文化の派生にも寄与し、まさに『礎』である。
 『道』には生活の道、物流の道、旅の道、道に対する信仰など種々のとらえ方があるが、
本講座はこうした『道の歴史』について学びます。
 教室が最寄り駅から少し遠いにもかかわらず多くの方にお申込み頂き、第1回目がスタート
しました。
 開講式で猪谷理事長挨拶のあと、早速前田先生の『古代の道』の講座が始まりました。古
代の道で発見された石や木簡などの現物を見たりスライド映写をまじえた講義でたちまちの
うちに時間が経過しました。
 今回講座では希望される方だけですが、9月に先生と一緒に『熊川宿』や『塩津湊』など
を訪れるバスツアーもあり受講生の皆様も大変ワクワクされていると思います。



前田 豊邦先生
 

 
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