講師は古代民俗研究所代表で、怨霊研究を通じて日本人とは何かを問い続けておられ
大森亮尚先生。
  日本文化、日本文学の出発点となった最古の歌集『万葉集』は序文もなく編者・成立
時も不明であり、その設立の謎を第1回目の講座で追っていただきました。

「上代文学の最高傑作の『万葉集』という全20巻、歌数4516首の歌集がいったい、い
つ、誰の手によって何のために成されたものかは諸説あるが、家持の元に集められ、彼
が手を加えていることは間違いない。雄略天皇の巻頭歌から始まり、天平宝字元年正月
元旦の家持の最終歌をもって閉じられている」。

 「新しき年の初めの初春の今日降る雪のいやしけ吉事」卷204516
 6回の講義で家持の父の大伴旅人・叔母の坂上郎女・家持の友人たちを語っていただき
ます。

猪谷理事長 開講あいさつ
大森 亮尚先生 講義風景

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