障がい者移動のための車いす介助養成講座
2025(令和7年)年度実施内容
期間:2025年11月08日(土)から11月16日(日)
場所:豊中市立地域共生センター・桜塚会館
11月08日(土)午前
猪谷義弘ONCC会長の開講式・オリエンテーションで開始されました。
【横田康成講師の障がい者の人権】
横田講師は今回からお願いしました。いくつかの教室で人権問題の講義をされておられ、身近な事例を挙げて解説されて分かり易くお教え下さいました。
11月08日(土)午後
【曾場勝司講師の障がい者の理解と障がい者(児)の心理】
障がい者には先天的と後天的(中途障害)の人がおられ、中途障がい者の援助にあっては、受傷前の本人の性格・環境等の情報を得ることが大きな手掛かりとなります。コミュニケーションを取るには言語手段(音声と書き言葉文字)と非言語手段(身振り・表情・視線等)があり、対応が難しく根気よく行いましよう。
11月09日(日)午前
【山本美恵子講師の障がい者(児)福祉制度と移動支援事業】
障害の原因となる疾患は、脳血管障害・脳性麻痺・脊髄損傷等があります。
教科書の内容にわかりやすい説明を加える授業が行われました。
11月09日(日)午後
【山本恵美子講師の移動支援従業者の教務・職業論理】
ノーマライゼーションの実現のため、障がい者が社会参加などの情報を理解し心のバリアフリーをなくした自立生活を営むことが出来るように、障がい者の能力と適正に応じた生活支援を行いましよう。
11月15日(土) 午前
【平嶋徹志講師の移動介護の基本知識】
車いす介護を行うについて障がい者とのコミニケーションの取り方として、行き先の事前下見調査、利用者の健康管理、障害手帳、服装、雨天準備などの情報チェックを必ず行いましよう。
11月15日(土)午後
【平島徹志講師の移動介護の基礎技術】
車いすの名称、付属用具、車いすのひろげ方たたみ方の説明を受けました。使用する前に必ず車いすの安全点検を行うことが大切です。
楽に押せる姿勢についての説明、動かすときは障がい者に声をかけ、左右の安全を確認してください。
ミゾを越える・段差を越えるときティッピングバーを踏み込むと同時にハンドグリップを後ろに引き、押さえて前輪を持ち上げてミゾを越える練習を行いました。障がい者の乗っている姿勢に注意をし、体がずれているときに姿勢を直す手順の説明を受けました。
椅子から車いすへの移動手順の練習、急な下り坂を後ろ向きで車いすを降ろす時の注意点の説明を受けました。
11月16日(日) 午前・午後
【平嶋徹志講師の交通機関の介助演習】
本日の行程説明後、岡町商店街を通り阪急電鉄岡町駅に行きました。エレベーターで改札階に上がり、自販機で切符の買い方を習いました。改札を入ってエレベーターでホーム階まで上がり、ホームでは線路に平行に止め、乗降客の邪魔にならないように努めました。練習通りに乗り入れを行い、車内では進行方向に直角に止め、ハンドルは常に離さないようにします。
石橋阪大前駅で下車をして、石橋阪大前駅付近を車いすで練習探索行動を行いました。
昼食後再び石橋阪大前駅に入場して、箕面線ホームで折り返し車両を利用して車いす乗降練習を約1時間させてもらいました。
岡町駅に戻り、自動販売機で飲料水の購入練習を行い会場に戻りました。
4日間の講習を全員が無事に終え、閉講式で修了証をいただきました。


障がい者移動のための車いす介助養成講座
2017(平成29)年度実施内容
茨木市福祉文化会館・クリエイトセンター(2018年2月3日、10日、11日、12日、24日)

1日目は視覚障がい者の先生から自分が障がい者になった時の思いを熱く話された後、平成23年4月から施行された「障害者総合支援法」の基本となる制度の概要やこの法律が制定される迄の経過課程を詳細に、また具体的なサービス事業の内容を説明していただきました。
2日目は車いすの先生で交通事故にあわれた後車いすの生活になった時の話をされ、共感しました。
特に、障がい者における人権や障がい者を取り巻く社会環境の変化や社会の取り組み方について説明され、実際に起こった事例や街角での段差のある映像を見て健常者からみた心配りなどについて説明をいただきました。

3日目は実際に車いすを使用する時の基礎知識を中心に説明をいただきました。
4日目は実際に車いすを使用して、実技中心の説明でありました。午前中は室内で班ごとに別れて車いすの使い方を体験しました。午後からは実際に段差などの体験と、次週の交通機関を利用する予行演習として、阪急茨木市駅までの車いす体験実習を実施しました。その途中、茨木神社に立ち寄り、参拝時の作法として車いすでの手を洗う仕方や参拝方法を体験しました。続いて、茨木市駅での切符の購入の仕方などについて説明を受けました後、段差の練習もしました。



最終日は実際に交通機関を利用しての体験実習をしました。阪急茨木市駅から阪急高槻市駅までの普通電車を利用して実習を行ないました。
交通機関利用の介助演習を終えて講師の先生の最終まとめのあと、猪谷理事長閉講挨拶と修了証明書が受講生19名の方、一人ひとりに授与され、閉講しました。






